緊急連絡
平成16年8月2日
全日本錦鯉振興会
魚病対策委員長 吉田俊一
KHV防疫に対する皆様のご協力感謝いたします。全日本錦鯉振興会ではKHV蔓延防止の為に努力してきましたが、春から夏にかけての水温上昇にともない各地でKHVの報告が多数されてきました。今後もKHV感染がこれ以上広がらない為にも振興会会員皆様のご協力が必要です。以下の点をご理解いただき、より注意を払い錦鯉の飼育、流通をしていただくよう会員だけでなく一般愛好家にもご指導して頂きますようお願い申し上げます。
@感染状況
全国で500件以上の感染例が報告されている、最近、新潟や北海道からの報告もあった。
新潟の例では、個人が食用に飼っていた真鯉が原因と見られるが、先月の集中豪雨による水質の悪化により、キャリアーであった鯉が発病し感染させたのではないかと思われる。
感染例の多くが、河川・湖などの天然水域や釣り堀、不特定多数の人が出入りする公園などの池が多か
ったが、最近になり一般愛好家の池での発症例も報告されるようになった。
A感染原因
全てを特定することは不可能であるが、ほとんどのものは真鯉を由来するものであると思われる。
B感染防止の為に
全ての真鯉がKHVに感染しているとは言えないが、真鯉は錦鯉よりもKHVに対して強いので一見問題の無い真鯉でもキャリアーになっている可能性があるので、真鯉との接触は水を含めて絶対避けること。同様にほとんどの天然河川でKHVが発症しているので河川水を使用することも避けなければならない。
C自主的な防疫手段
感染している鯉でも、元気な鯉をPCR検査しても陽性結果が出ない場合があります。今現在考えられる最も有効な手段は、隔離管理による発症確認です。水温を20〜23℃に保ち3週間隔離管理する間にKHVの発症の有無で判断します。現在各個人でできる防疫手段としては最も有効であると思います。
D品評会の開催について
全日本錦鯉振興会では、マイプール方式の品評会を開催していますが、一部で従来方式の品評会を開催
を計画しているとの報告を受けていますが、もしも1尾でもKHV感染鯉がまぎれた場合の危険度を考
えた場合、従来方式での品評会の開催は中止すべきであると思います。また全日本錦鯉振興会での主催
は各支部単位でもできませんし、後援をすることもできません。
以上の事をご理解の上、KHV蔓延防止にご協力下さいますようお願い申し上げます。
追伸:農林水産省のホームページ(http://www.maff.go.jp/)の「コイヘルペスウィルス病に関する情報」でKHV発生状況の確認が出来ます。