−“新潟県”と“るろうに剣心”の関係について−

人気アニメ“るろうに剣心”を見ていると登場人物の名前に新潟県、特に長岡周辺の地名が使われていることに気づきました。また長岡にゆかりのものや事柄もいくつか出てきましたそれをここにまとめて見ました。


名前が新潟県にゆかりの地名である登場人物

   神谷 薫・・・・・・・神谷は三島郡越路町の地名。

   明神 弥彦・・・・・・弥彦神社は、越後国一の宮で、霊峰弥彦山を境内とし、県内では新潟市内の白山神社と並んで、もっとも人気のある神社。

   神谷 越路郎・・・・・福井県から新潟県までのいわゆる北陸地方全体を、越路ということもあるが、この場合三島郡越路町。

   浦村・・・・・・・・・三島郡越路町の地名。一般的には浦という。バス停名に浦村という名前がある。

   石地・・・・・・・・・石地は、刈羽郡西山町にある海水浴場。長岡周辺だけでなく群馬県方面からも大勢の人が海水浴にくる。

   前川 宮内・・・・・・宮内というと、信越本線で長岡より1つ南の駅。上越線の終点。長岡には、長岡駅前以外にもいくつか商業の中心地があるが、宮内は長岡駅前に次ぐ第2の中心地。信越本線で、長岡駅の1つ南が宮内駅、その次が前川駅。

   塚山 由太郎・・・・・塚山駅は、信越線の駅長岡から南へ5つめの駅。

   渋海・・・・・・・・・渋海川は、長岡市と南隣の三島郡越路町との境を流れる川。魚沼地方の、信濃川より西の地域を流れる。魚沼地方の代表的な川。

   関原 冴.妙・・・・・長岡市西部の、小高い丘の上にある地名。昔は三島郡関原町だった。そのため今でもこの地区だけの関原まつりが行われる。

   巻町 操・・・・・・・西蒲原郡の巻町。というよりは、原発の立地をめぐって住民投票が行われたことで有名な町。

   佐渡島 方治・・・・・言わずと知れた佐渡が島。

   石動 雷十太・・・・・石動という地名は、北陸を中心に石動神社に縁の地に多い。長岡にも西部の日越地区に有る。

   悠久山 安慈・・・・・悠久山は、蒼柴神社のあるところで、長生橋と並んで長岡市のシンボル的存在。“おやま”とよばれる。

   魚沼 宇水・・・・・・魚沼地方は、米どころ新潟県でも、特においしいコシヒカリがとれることで有名。十日町市と、南魚沼、中魚沼、北魚沼の各郡からなる。

   刈羽 蝙也・・・・・・刈羽郡は、柏崎市を中心とした地域。田中角栄元総理大臣の故郷西山町も、この刈羽郡。

   三島 栄次・・・・・・三島郡三島町は、長岡市に隣接する町。‘さんとうぐん みしままち’と読む。

   柏崎 念至・・・・・・新潟県で第4位の人口を誇る柏崎市。江戸時代は、廻船の寄港地として栄えた。出力世界最大の原子力発電所、柏崎刈羽発電所を有す。

   新井 赤空.青空・・・新井市は、上越市に隣する市。かつては越後国府が置かれたこともあるという。

   沢下条 張・・・・・・沢下条は、長岡市の隣町三島郡越路町にあり長岡市内に隣接する地名。

   山東 省弐・・・・・・長岡市内の信濃川より西は、昔、三島(さんとう)郡の一部だったが、古くは山東郡と書いた。そのため今でも山東用水路などに名前を残している。

   新津 覚之進・・・・・新津市は、石油で有名な市。また信越本線、羽越本線、磐越西線などがあり古くから鉄道の町として栄える。

   長岡 幹雄・・・・・・長岡市は、新潟県で人口第二位の都市で、かつての城下町。

   乙和 瓢湖・・・・・・瓢湖は、北蒲原郡水原町にある湖で、白鳥が飛来することで有名。

   戌亥 番神・・・・・・番神は、柏崎市の地名。海水浴場が有るほか、日蓮宗の霊場番神堂がある。

   月岡 津南・・・・・・月岡は、北蒲原郡豊浦町にある全国的にも有名な温泉地。県内有数の規模を誇る。津南は中魚沼郡津南町。自然が豊富で、保養所やスキー場などがある。 

   鯨波 兵庫・・・・・・鯨波は柏崎市にあり、海水浴場で有名な町。

   三条 燕・・・・・・・三条市は、人口が県内第5位で、県内有数の工業都市。燕市は、三条市に隣接し、洋食器で有名な町。ちなみに、三条市と燕市の境にある北陸自動車道のインターチェンジの名前は三条燕で、上越新幹線の駅名は燕三条。

   清里・・・・・・・・・中頚城郡清里村。


2月7日追加分

   本条 鎌足・・・・・・本条という地名はありふれているが、この場合、三島郡越路町の中心地来迎寺地区の一部。本條とも書く。

   来迎寺 千鶴・・・・・来迎寺は、三島郡越路町の中心地。来迎寺駅は、信越本線で長岡から南に3番目の駅。かつては魚沼線(来迎寺−西小千谷)や越後交通の長岡線(来迎寺−西長岡)の接続駅でもあった。


2月23日追加分

   小国 玄斎・・・・・・刈羽郡小国町は越路町の南隣の町。越路町と小国町の境目にあって両町にかかる千谷沢地区は、もともと千谷沢村という一つの村で、お馴染み林家こん平師匠の出身地ちゃーざー村の事。  

   中条・・・・・・・・・北蒲原郡中条町は、下越地区の新発田市と村上市の間では中心的な町。


ちょっとあばうとな性格のうらべなもので、間違えが多かったのですが、葵屋さんでも紹介していただいた事だし、少しまじめに力を入れて行こうと思います。
よって以下に名前は似ているけどちょっと字の違うキャラクターを分けて掲載します。

   四乃森 蒼紫・・・・・蒼柴神社は長岡藩の3代藩主牧野忠辰をまつり牧野家代々の墓所。 

   尖角・・・・・・・・・尖閣湾は佐渡島の名所で粗く削られた断崖が有名。   

   宵太・・・・・・・・・前から気になっていたのですが三島郡の与板町からとったのでは?


ストーリーの中に見る長岡との関係

お庭番衆の頭、四乃森蒼紫の部下(般若、火男、他)らが死んだときに使われた武器としてガトリング銃が出てくるが、これは明治の戊辰戦争のとき長岡藩の上席家老で戦時の長岡藩の軍事総督だった河井継之助が海外より購入した当時としては最新の兵器だった。河井継之助自身はこのガトリング銃を操作しているときに敵の攻撃を受け、負傷した。河井継之助は今でも政府に逆らい力に屈せず長岡を守ろうとした英雄とする人と、反対に力の差を考えず無茶な戦争に長岡を引きずり込みその後政府ににらまれて長岡が発展しなくなった元凶とする人がいる。

志々雄真実が最後の戦いを前にこれからの世の中は‘くそうず’の時代だといった。その‘くそうず’とは今で言う石油のことだが新潟県内は古くから石油の採れるところが多くそのため‘くそうず’ という地名は多い。長岡市にも草生津とかいて‘くそうず’という地名がある。長岡のシンボル的存在長生橋の名前の元になった地名だ。

悠久山安慈が戊辰戦争で奥羽越列藩同盟側に荷担しその結果親が死んでしまった子供たちを抱えて寺で生活しているがこの子供たちが居るせいで明治政府に嫌われて村が発展しないと焼き討ちを受けるが、当時長岡にはこういう境遇の人たちがいっぱい居たようです。



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