Tuning

PC-9821 Ra20/N12復活計画


 
Socket5/7 CPU を搭載した PC-9821の場合は、CPU のアップグレードという点では限界です。
AMD K6-IIIE+/550MHz が最高の選択肢となってしまいます。
仮にオーバークロックをしたとしても、常用を考えた場合は600MHz 駆動辺りとなるでしょう。
また、FSB66MHz という点から分かるように、クロックマルチプライヤー技術を使うゲタが必須となります。
この辺りの事は、「Number 10 : PC-9821 V12高クロック化計画」に関連事項がありますので省略します。

そこで、CPU アップグレードという意味から検討すると・・・P6系 CPU 搭載マシンという事になります。
が、一概にどのマシンでも良いという訳ではありません。
Coppermine コアの CPU を搭載出来るとなると・・・ある程度絞れてきます。
しかし、そこには個体差という問題がありますので、アップグレード方法も若干違いますし、Coppermine コアの
CPU が動作しないという事もあります。まぁ・・・早い話が、搭載してみないと分からないという事です。

そんなある日・・・Ra20/N12の出物が発掘されたとの情報をキャッチ。
色々と調査の結果・・・確保する事となりました。
今回は、このマシンを新・AQUA としてメイン格のマシンに仕上げます。

中古でマシンを入手した場合は、動作を確認してから内部の分解と清掃をすると同時に、パーツの構成等を
把握しておく必要があると思います。
このマシンは、筐体カバーのヤケがありましたが・・・内部は割と綺麗な方でした。
前のオーナーの方が綺麗にしていたのでしょう。

メモリ
このマシンには、基本的に ECC-EDO SIMM が必要となります。
また、出来るだけ多くのメモリを搭載したいとなると・・・メモリスロットは4バンクですから64*2とか128*2という
モノを調達する必要があります。
が、コレがまた高価でして・・・安値でとなると中古でも入手困難という代物です。

今回は幸いにも192MB 分を確保出来ました。Windows98なら結構快適に動作するでしょう。
もっと大容量を搭載すればという意見もあるでしょうが・・・起動時のメモリカウントが劇遅になります。(汗)
起動時間と快適さを考えると、この辺りが無難カモしれません。(笑)

ちなみに・・・メーカー公称値ですと、メモリ上限は128MB となっています。

CPU
標準では P6/200MHz 搭載ですので、この Mother Board には Socket8が採用されています。
と言う事は、CPU アップグレードにも制約が出て来ます。
Socket8という事を考えると、PentiumII ODP となるのでしょうが、それではクロック数が限られています。

ここで、Socket8を Socket370に変換するという PowerLeap PL-PRO/II の出番です。
但し、このゲタは FC-PGA に対応していません。PPGA 互換のピンアサインを持った Coppermine コアの CPU
なら動作するようですが、高クロックなモノですと動作させる事は出来ません。
そこで、Socket370を FC-PGA (Flexible Socket370) に変換する PowerLeap Neo-S370を使う事にします。

つまり、PL-PRO/II の上に Neo-S370を装着する事になります。
ただ・・・この状態で CPU を装着すると、クロックによっては CPU クーラーの問題が発生する場合もあります。
そこで、Neo-S370の上に Socket370 (FC-PGA) ZIF Socket を装着。
こうする事によって、CPU クーラーは自分の好きなモノを装着する事が可能になります。
結果的には、PL-PRO/II + Neo-S370 + Socket370 (FC-PGA) ZIF Socket という三段重ねです。

CPU には、ストックパーツの Intel Celeron/700MHz を装着しました。
また、電圧に関しては自動生成するようですので特に設定はしていません。

GA
このマシンには Trident のチップが内蔵されていますが、速度に関しては説明不要でしょう。(^^;
そこで、Full-Color Window Accelerator Board X2 (MGA-2064W) を装着しました。

ただ・・・注意する点は、抜かないでくださいというシールがあるボードを抜く事は出来ません。
通称:抜いちゃダメボードですが・・・抜いても問題ない機種もあるのですが、このマシンは本当にダメです。

HDD
I-O DATA UIDE-66経由で IBM DPTA-372050 (20GB) を装着しました。
導入に関しては、他の項目に説明がありますので省略しますが、K6-III 系の BIOS 設定内容非更新問題は
Celeron ですので関係ありません。問題があるとすれば、HDD の増設スペースでしょう。

CD-ROM Drive の下に HDD を1台収納出来ますが、もう1台増設となると場所がありません。
CPU の上にある FDD 増設スペースを流用すれば収納可能ですが・・・HDD 下とそのスペースとでは距離が
あるのでケーブルが届きません。

解決策として考えられるのは・・・
(1) UIDE-66 のマスタ・スレーブに独立して HDD を接続する。CD-ROM Drive は接続しない。
(2) FDD 増設スペースにマウンタを作成して2台収納する。
(3) 電源下のスペースならケーブルが届くのでそこに収納する。

といった辺りでしょうか。
どれも一長一短あるような気がしますが・・・電源下のスペースが放熱の面を除くと無難な気がします。
まぁ、現状では HDD は1台ですので、その辺りは不問にしていますが。(笑)

NIC (Network Interface Card)
このマシンには、Intel 82557 (10/100BASE-TX Full-Duplex) が オンボードで搭載されています。
このままで、100BASE-TX Full-Duplex での接続が可能であり、2本しかないPCIスロットを圧迫しません。
ただ、チップの場所が C-bus スロットの下辺りという事で、一応ヒートシンクを貼り付けておきました。

今後の拡張性を探る。
個体差がありますが、上手く行けば Tualatin コアの Celeron を搭載する事が可能です。
CPU とゲタの交換で行けるハズなんですが・・・PL-PRO/II の耐性に疑問があるので強化が必要そうです。
それと、Tualatin コアの Celeron は FSB100MHz ですので、FSB66MHz な PC-98ではダウンクロックで動作
する事になります。

 

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