中古でマシンを入手した場合は、動作を確認してから内部の分解と清掃をすると同時に、パーツの構成等を
把握しておく必要があると思います。このマシンは、比較的綺麗な方でしたのでラッキーでした。このマシンの
Mother Board は、G8UYC (VLSI Supercore 594/Wildcat)
が採用されています。
V12搭載の G8WVD と現在交換している G8TTY
と基本的なレイアウトは同じようです。
という事は、V12を改造した時に余っているパーツを使用すれば、そこそこ使えるマシンに仕上がりそうです。
そこで、「ストックパーツの有効利用と
MS-DOS & WIndows3.1を動作させて過去の資産を運用する。」という
目標をたててチューニングする事に決定しました。
あとは、データ待避等に LAN
に接続させる為、Windows95もある程度動作する環境を構築する事にしました。
MS-DOS & WIndows3.1で LAN
に接続させるにはどうするのか知らないんです。(汗)
PCI
スロットを増設する
このマシンの Mother Board には、PCI
スロットが1本しかありません。
Menu の「Number 2: NEC PC-9821 V12(G8WVD/Wildcat)のチューニング」を見てもらえると分かるのですが
PCI X 1の場合は拡張に難があります。
ただ、幸いなことに、このマシンには PCI
スロットのパターンが存在しています。
このパターンに PCIコネクタを半田で付ければ
PCI スロットの出来上がりになります。
PCI
コネクタを半田で付けると簡単に言っても作業の難易度は高いと思います。
最悪の場合、Mother Board
を破損してしまうおそれがありますので慎重に作業する必要があります。
手順としては、Mother Board の PCI
スロットのパターン部分は半田で埋められているので、半田を除去する
という作業が必要です。半田吸い取り機があると便利です。(無いと難しいそうです)
次に作業によって空けられた穴に、PCI
コネクタを差して全部のピンを半田付けすれば良いです。
但し、このピンは128本ありますので簡単に考えない方が良いでしょう。(^^;
あとは確実に半田で固定されている事と、ピン同士がショートしていないか等を検査して作業終了です。
私は、半田吸い取り機を所有していないので、前のオーナーの方に頼んで増設してもらいました。(^^;
メモ
この当時のマシンの中には、カタログ上は
PCI X 1ですが、PCI スロットが2本存在しているもの(大当たり)と
PCI
スロットのパターンが存在しているもの(中当たり)と
PCI
スロットのパターンすらないもの(はずれ)という
3種類のタイプがあるようです。
メモ
機種によっては、PCI
スロットのパターンに正確な作業で PCI
コネクタを搭載しても動作しないというものもある
ようです。これは、Mother Board
の基盤の配線が途中で切れているからのようです。
この場合は、配線を解析して上手く繋いでやれば動作するようですが難易度は更に高いです。
ケースの背面を加工する
これで PCI スロットは2本になったのですが、拡張ボードによっては使えない物があります。
それは、ケースにPCI
スロット2用の背面パネルは空いていないからです。
外側に接続コネクタが存在しているボードだと接続出来ないので、ケースの切断加工が必要になります。
今回は、NICを接続するので加工しなければいけません。
この作業をする場合は、Mother Board
に鉄粉等が掛からないように十分注意して作業する必要があります。
そこで、完全に分解してケースのフレームのみにする事にしました。(私の場合は
LED だけは残しました)
これで、PCI スロット2の部分に安心して穴を空ける事が出来ます。
穴を空けると言っても案外面倒です。角の部分は結構固い場所も存在しますし、完全に分解されたケースは
剛性が弱くなっているので、力を掛けると曲がりやすくなっています。
穴を空けるには色々な方法が考えられますが、私はドリル・金切り鋸・板ヤスリで作業しました。
ドリルで適当な箇所に穴を空けて、金切り鋸で切断してから板ヤスリで仕上げるという手順です。
この作業ですが、PCI スロット1の大きさと同じに切断する必要は無いと思います。
理由は、外側から接続するコネクタで、そんなに大きい物は無いからです。(^^;
私は、PCI スロット1の大きさに比べて、上の部分を10mm
位と下の部分を30mm
位を残して穴を空けましたが
大きさは十分です。幅の大きさもそれほど神経質にならなくても大丈夫でしょう。
これ以上の大きさにしても、加工も面倒になり時間も掛かりますし、メリットも無いと判断しました。
作業の後は、ケース内に散らばった金属粉を綺麗に取り除き、元通りに組み立てれば完成です。
金属の加工作業なので、手を切ったりしないように十分注意して慎重に作業しましょう。
バリ取りも忘れずにしておいてください。
メモリ
8MBx2の16MB
という構成でしたが、さすがにこれだとWin95を動作させるにのにメモリは不足です。
そこでストックパーツから、8MBx2のメモリを増設して、計32MB
にしました。
Win95なら最低でも48MB
は欲しいところですが SIMM
は高いので我慢しました。
また、この Mother Board
は、メモリのパリティを要求しないので、パリティ無しのメモリが使用出来ます。
あとはストックパーツから、L2 Cache (256KB)/Melco
SX7-A256を装着しました。
その後、SIMM を入手出来たので 48MB
にしたところ結構快適になりました。
現在では、64MB になっていますので、Windows
95を使用するには十分だと思っています。
でも、メモリを入手出来たら増やすと思います。(笑)
CPU
このMother Board には Socket5が採用されています。
標準では、P54C/75MHz
が搭載されていたと思います。(自信はありません
(^^; )
その場合は、FSB は標準の設定は50MHz
だと思うのですが、調べてみると設定は66MHz
になっていました。
前のオーナーの方が変更したのかもしれません。変更していなくても私が変更しましたけど。(笑)
Socket5を採用しているという事は、そのままの状態では
CPU の選択肢がほとんどありません。
デュアルボルテージに対応していませんので、P55C
や K6シリーズを動作させるには CPUアクセラレータや
ゲタを使用するという事になります。
そこで、ストックパーツの中から、Intel
P55C/233MHz (I-O DATA PK-MXP233/98)
を搭載しました。
この製品は動作対応機種に入っているので安心して使用する事が出来ます。
結果は、66MHz X 3.5で233MHz
で正常に動作しています。(FSB
の変更はメーカーの動作保証外です)
GA
内蔵の GD5440は低速ですので、ストックパーツの中から、I-O
DATA GA-PG3D4/98PCI (S3 ViRGE) を装着
する事にしました。最新の GA
にはかないませんが内蔵のものよりは高速です。
また、現在では NEC-98シリーズ対応 GA
の数はほとんどありませんので選択出来るとは言えない状況です。
HDD
Sergate ST33232A (3.2GB)/Melco DBI-N3200を PC-9821
V12から移行する事にしました。
NEC-98で使用していた HDD の移行ですので、DISKINIT
等の作業は必要ありません。
ただ、標準インターフェースでは、PIO
Mode2 (8.3MB/s)
という低速な転送速度しかサポートしていません。
容量的には問題無いのですが、速度はDMA転送が出来ないので
HDD 本来の性能よりも遅くなります。
あと、この機種にも BIOS
の最大認識容量に壁があり、4GB
の壁が存在しています。
インターフェースボードを取り付ければこの問題は解決出来ます。
CD-ROM Drive
を交換する。
Matsushita-Kotobuki CR-581が搭載されていましたが、これは4倍速のドライブです。
そこで、ストックパーツの中から、8倍速の
Matsushita-Kotobuki CR-583に交換しました。
8倍速のドライブは今となっては低速のドライブなのですが、当然の事ながら4倍速よりは2倍速いです。
そのかわり、現在市販されている高速ドライブより、8倍速の音は静かだったりします。(笑)
あと、標準インターフェイスでは高速の
CD-ROM Drive
の性能を十分に発揮出来ないようです。
インターフェースボードに接続すれば解決するようですが、ドライブによって正常動作しない物もあるようです。
NIC (Network Interface
Card)
Intel EtherExpress PRO(10/100BASE-TX Full-Duplex) が PCIスロットに装着されていました。
これで、100BASE-TX Full-Duplex
での接続が可能なのですが、2本しかないPCIスロットなので少し勿体ない
ような気がします。
PC Card Slot Adapter があるので、PC Card の NICか
C-bus 用の NIC
にするという選択肢もあるのですが、
その場合には10BASE-T
での接続になります。とりあえず外すのも面倒なのでそのまま装着しています。(ぉぃ
今後の拡張性を探る。
ストックパーツを流用しているのですが、なぜこれだけのパーツがあったのか不思議です。(笑)
パーツ構成の変更次第では、パワーアップ出来る可能性は十分あるのですが、このマシンのチューニングは
終了しようと思っています。(サブマシンですし)
一応、Windows 95でビジネスアプリケーション等を動作させる程度なら、十分な速度が得られたと思いますし、
MS-DOS & Windows 3.1を動作させて過去の資産を運用するのなら十分でしょう。
ただ、面白いパーツを入手した場合とか、このマシンを別の用途で使用する事になるとチューニングするかも
しれません。(^^;
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