TOE小説
「セイファート高校」第37話
〜ハーフタイム〜




前半戦が終わり、ハーフタイム。


「皆、好調だったな。このままの調子で後半も頑張ってくれ。」


ここはセイファート高校側のロッカールーム。マローネ会長・・・もとい監督が選手たちを労う。


「マローネセンパイ、キールがもう駄目っぽいな・・・。」


メルディが、ベンチで横になっているキールを指差して言う。・・・なんだか、呼吸が弱い。


「キールったら・・・大丈夫?」
「本当に体力無ぇなぁ・・・。」
「うるさい・・・ほっといてくれ・・・。」


ファラとリッドに対する返答も、掠れた声だ。


「ハァ・・・仕方ない。後半はキールはベンチ。代わりに・・・ミラルド、頼む。」
「私?いいわよ。DFね?」


未だにじゃれてくるオセに餌をやりながら、ミラルドが応える。


「ねぇ会長、あたしの出番はいつ?」


アーチェが不満げに口を尖らす。チェスターが何か言おうとしたが、それよりも早くマローネが口を開いた。


「お前は最後の切り札だ。だから、一番いいところで使ってやる。安心しろ。」
「そっか。それなら今出ても駄目だよね。解ってるじゃん、会長!」


勝手に満足するアーチェ。チェスターが、会長に尋ねてみた。


「会長、あいつが切り札って本当かよ?」
「・・・本当だ。ある意味、だがな。」


短い答えだったが、それを聞いてチェスターは納得した。


「ハーフタイム中すまぬが・・・失礼するぞ。」


ガチャリ、と扉が開いて現れたのは・・・フォルトゥナ高校GC、サブノック。


「・・・お前は、確かサブノックといったな。何か用か?」
「我が相棒であるオセがいないかと思ってな。白い、子豹だ。」


サブノックがロッカールームを見渡すと、餌に夢中になっているオセを見つけた。


「オセ!何をやっているのだ、お主は・・・。」


サブノックがオセを抱き上げようとするが、オセは餌にかぶりついて動かない。


「ほら、これは持っていっていいから。ご主人の所に戻りなさい。」


ミラルドにそう言われて、ようやくサブノックの腕の中に収まった。


「・・・迷惑を掛けた。後半もいい試合をしよう。」


サブノックは、そそくさと出て行った。


「・・・向こうも、色々と大変らしいな。」
























一方、フォルトゥナ高校側ロッカールーム。


「・・・サブノックは?」
「セイファート校の部屋へ行った。オセの行方を聞きに。」


こちらは、どうも疲労が溜まっている様子である。口数が少ない。


「よぉっし・・・後半も決めてやる!今度は・・・バーンストライク・シュートかな!」
「・・・ゴールを燃やすつもりか?」


唯一元気が有り余っているカイルの言葉に、ジューダスが冷静に突っ込む。


「カイル、あんた必殺シュートが撃ちたいの?なら・・・どう改造してあげようかしら。グフフ。」
「ちょ、ちょっと、ハロルド!改造は無し!」
「そう?じゃあこの新薬を・・・。」
「新薬も止めて〜!」


目の色が変わったハロルドから逃げ回るカイル。


「しかし、ペースはセイファート校にあります。どうにかして流れを引き戻さないと。」


エルレインの呟きの直後、ロッカールームのドアが勢いよく開かれた。


「すいません、遅くなりました!」


入ってきたのは、金髪をおさげにしている少女。腰に剣を下げており、どことなくリリスに似ている。


「あっ、リムルさん!」
「ちょっと、ここに来る前に一悶着あって・・・。」


バツが悪そうに頭を掻く少女・・・リムル。


「・・・では、リムルはダンダリオンと交代しましょう。フォーメーションも少し変えます。」


ここで、ハーフタイムは終了した。


「よし、みんな、行くぞ!」


カイルの呼びかけに、一同がおぉ、と応えた。





後半のメンバー、フォーメーションは以下の通り。


セイファート校
FW:リッド、クレス、ファラ。
MF:チェスター、クラース、ロエン、レイス、プリムラ。
DF:ミラルド、コリーナ。
GC:メルディ(&クィッキー)。




フォルトゥナ校
FW:カイル、ロニ、バルバトス、リムル。
MF:ジューダス、リアラ、ハロルド、ガ―プ。
DF:ナナリー、エルレイン。
GC:サブノック(&オセ)。


セイファート校は余り変化が無いが、フォルトゥナ校はかなり攻撃的布陣となった。

ホイッスル。後半戦が始まる。・・・以下次回。




・・・シンフォニアやりたいです(そればっか)



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